クラウド化検討の背景
私は、現状オンプレ経験しかありません。
しかし、現在担当システムが下記のような状態のため、
クラウド化を検討することにしました。
- サーバ容量枯渇(取り扱うデータ量の膨大化)
- 維持保守費用、改修費用の増大(スパゲッティプログラム化)
- 品質の低下(スパゲッティプログラム化)
- GDPR等のセキュリティリスク(世界展開しているがサーバは日本)
クラウドを勉強しつつ本当に定量効果、定性効果が出るのかを
見極めていけるよう勉強→検証をしていきます。
同じようにクラウド化検討している方が多いかと思いますので
公開しつつ情報共有できたらと思います。
※クラウドの中でもAWSで検討
クラウド化の利点
AWSが選ばれる10の利点
https://aws.amazon.com/jp/aws-ten-reasons/
1.初期費用0、低価格
- サーバ等を買う必要ないため初期費用は不要
- 従量課金制
今回は既存のシステムの移行なので当てはまらない
しかし、ある仕向のある機能から始めることにより
狙い通りのコストメリットや可用性あるか検討可能とみている
2.継続的な値下げ
- 過去 10 年間で 80 回 以上の値下げを実施
大量データのためここは頑張っていただきたい
スモールスタートにはいいと思うが大量データを扱うシステムに対しての
コストメリットに対してはまだ懐疑的なところがあり
これから検討していく
3.サイジングからの解放
- 簡単にスケールアウト、スケールインが可能
- ピーク時間に合わせた自動サイジングも可能
スタートアップシステムにはかなり有効と考えるが
既存で既に大量データを扱っているシステムに対してはどうか
仕向毎にスケールイン/アウトの設定をすることで節約可能か
4.ビジネス機会を逃さない俊敏性
- サーバ購入等のやり取り工数が減る
- マネージドのサービスなのでインフラ周りにかける検討が少なくて済む
ここはうまく利用したい
維持保守にてそれなりの工数をインフラ面に使わされている
5.最先端の技術をいつでも利用可能
- サービスの種類が多い
- 新しい技術がどんどん追加されていく
インフラで減った分の工数を改善に回せる
メンバーのやる気によって大きく変わる部分と考えており
動機付けをうまく実施する必要がある
6.いつでも即時にグローバル展開
- 各国への許可や各国に出向くといったことが不要
- どんな場所からでも即座にリリース可能
日本のオンプレにあるのである意味ここは元々で来ている
どちらかというと即座なグローバル展開、ではなく
データを取り扱うのが各国で閉じる(国外に出ない)ことが魅力
リージョンがない国どうするか、という問題は残る
7.開発速度の向上と属人性の排除
ここはクラウドだから、というわけではないと考える。
オンプレでも設計方針やAgile等の管理手法を用いれば
同様の成果は出るかと。
8.マネージドサービスによる運用負荷の軽減
- マネージドサービスによりAWSで提供機能は保証してくれる
かなりの利点。システム屋はユーザの要望に力を入れられる
9.高いセキュリティを確保
- 様々なセキュリティ認証を受けている
上司はどうしても自社で扱うデータを他社に預けるのを嫌がる
こういった認証を受けていてもらえると説明時に役立つ
10.24 時間 365 日、日本語によるサポート
ここもAWSだから、というわけではないので割愛
こうしてまとめてみると、自分の中でも本当にクラウド化がいいのか
まだ懐疑的なことが分かった。
セキュリティ、コスト、継続性の3つを重視して検討する
また、上司が気にするポイントも入れて
そこを中心に説明していくことが理想
※上記10を説明しても伝わらないため
上司が重要と感じているところに絞って説明